●野宿者緊急対策

ファーストステージ


これが私たちが提案する、新しい釜ケ崎のまちのかたち(中間ビジョン)です!!
→イラストを見てください。

ここではポイントだけを解説します。くわしいことはフォーラム事務局にお問いあわせください。また、ぜひフォーラムやワークショップに参加して、考えをのべてください。あなたの意見がビジョンをゆたかに、より正確にします。これはあくまでも策定途上のものです。

ファーストステージ



●<第1段階(緊急対策)>と<第2段階(抜本対策)>から成ります。
三角公園横の夜間シェルターの利用者意識からしても、緊急シェルターなどは無いよりずっとマシです。地域合意などの条件を整えて、かつ「入居しない者は排除する」方針などを前提とせず、積極的につくるべきです。
が、あくまでも抜本対策というビジョンを持ち、それに沿ったものでなくてはなりません。
私たちは、抜本対策では<住民として地域へ根づく>ということが生活と居住安定の基礎だと考えます。だから、人を地域から切り離す収容型に賛成しないし、かつて住み慣れた簡易宿泊所の空き室などの改善活用=在宅型を重視するのです。

●<第1ステージ>の骨格をなす「空き室2000室活用プラン」を簡宿組合が正式提案しました(これも当フォーラム参加の釜ケ崎居住COMや有志などとの合同勉強会を経て、つくられたものです)。が、行政に無視されたままです。
だから、私たちも<第2ステージ>にエネルギーをそそいでいます。しかし、シェルターには質・量ともに限界があり、やはりこの案は有効だと考えます。「素泊まりではだめだ。(仕事の連結とか)さまざまなものが足りない」(行政)というのなら、簡宿組合提案を土台に、かつ何が足りないのかを同じテーブルで考えればいいことです。

●自立支援センターは行政のやり方の中核的施設ですが、入居した人々の「出口対策」の不十分さは、みんなも自らも認めています。
私たちのプランは、この受け皿として相互補完も可能と考えています。
たとえば、(仕事づくりや居住問題に取組む)NPOが行政の委託を受けて借り上げに介在し、就労による自立をめざす人々がチームをつくり、助けあいながら居住する、生活ケア付きの「就労自立支援型グループホーム」として部分活用する方法もあります。
同じ税金を投入するなら、これの方がはるかにコスト安で、かつ在宅型なので自立への近道です。




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