新しいまちの全体ビジョン

●地域再生の抜本策

セカンドステージ


各論
<仕事づくりプラン>
<高齢者特別清掃事業マップ>


自力での就労先開拓を懸命に追求しているとはいえ(→前ページ)、量的には労働者の数に比べればまだまだ微々たるものです。
その点、やはり大阪市や府がこの地域の55歳以上の高齢者のために1994年秋から少しずつ出し始めた<高齢者特別清掃事業>は、誰にでもすぐできる仕事として最も効果があります。
建設現場での日雇い仕事に長年肉体を酷使し、ほとんど、あるいは半ば、野宿状態の高齢労働者にとって経済学の教科書的な「転職」はあまりにも困難が多く、そうした層の人々はこういう公的就労で少しでも生活をささえるしかないのが現実です。放置すれば野宿者の激増につながるわけですから、行政はこうした仕事の意義をもっと積極的にとらえ、量的にも拡大する必要があります。この分野で、受託者であるNPO釜ケ崎支援機構も大きな役割を果たしています。




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