[戻る]
過去ログ[0001]

過去ログ:
キーワード: 条件: 表示:


[140] 2014年夏期臨時「ひろば」のご案内 Date:2014-07-17 (Thu)
<通算192回目 Since 1999>
臨時のため、日時・曜日・会場にご注意。
=========================================================================================
まちづくりで時々耳にする「ジェントリフィケーション」って何だろう? 
西成や釜ヶ崎(あいりん地域)がめざす「包摂(ほうせつ)のまちづくり」との関係は?
これまでと少し異なる角度から、一人ひとりの暮らしの継続性と安定性を大切にする、丁寧なまちづくりのプロセスや中身について考える夏の夕べ
              

ゲスト・スピーカー:
○マシュー・マールさん
(フロリダ国際大学社会学准教授/地域比較論・日本の寄せ場研究)
短編ドキュメンタリー『Right to Wynwood』上映と、その解説及びフロリダ等の事情
○藤野一夫さん
(神戸大学大学院国際文化学研究科教授/文化政策・アートマネジメント論)
        「ジェントリフィケーションと<都市への権利>ーグローカルに考える」
               
========================================================================================= 

▼2014年月7月30日(水曜日) 18:30〜20:45 
▼大阪市立大学西成プラザ(西成区の太子交差点西南角にある百円ショップ「フレッツ太子店」の3階。
店内に入り、右側にあるドアから階段をあがる)(別名「太子福祉館」)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 
2か月前にまちづくりひろばに参加した方からの持ち込み企画ですが、講師の先生方のご都合で、9月に廻せないことからこの日程となり、「臨時」としました。

○「ジェントリフィケーション」の適切な日本語訳が見つからないので(→とらえ方自体がまだいろいろあるからでしょうか)、下段にウキペディアの定義のようなものを張り付けておきます。

○当日は本題に入る時間をふだんより15分間早めて18:45より、(マール先生=愛称マットさんが持ち込み、再生フォーラムで日本語訳を入れた)短編映画を20分間上映し、マットさんに少し解説をしていただきます。フロリダの学生たちが地元のジェントリフィケーションの事例について人々に考えてもらうために自主制作したドキュメンタリーです。
マットさんは古くからこのまちづくりひろばにも出入りする、日米の寄せ場や貧困地域の研究者です。

○次に、藤野さんが研究されているジェントリフィケーションに関する考え方をレクチャーしていただきます。
もともとのご専門はドイツの思想と音楽文化論だそうで、ドイツの都市文化政策にたいへんお詳しいようですので、おもに文化芸術論を通して見えるジェントリフィケーション論のお話が多いのかなと思います。
このたびご縁があり、初めて来ていただくことになりました。

○ただし、まちづくりひろばは議論のための議論をする場ではありません。
今回外国の話や一般理論が多くなるかもしれませんが、私たちはあくまでも西成や釜ヶ崎(あいりん地域)という、ある意味世界に類例の無い、巨大な簡易宿泊所街という限定された状況の中で、問題をどうして解決していくかという実践的議論をする場です。
もともと猛烈に居住不安定な(恒常的な野宿も珍しくない)状況があり、1998年には野宿生活者数が大阪市内で8,660人を数え、このままでは誰も住み続けられないという切迫した状況の中で始まったのが今のまちづくりの流れです。
「老いても、独りでも、誰でもが住み続けられるまちづくり」という合言葉から始まったものです。
スラム・クリアランスをどう阻止するか随分論議をしたものです。なつかしいですね。
それが今、西成特区構想をも活用して力強く幅広い動きとなり、それを見て今後さまざまなかく乱要素が入り込んでくるかもしれないし、すでに入り込んでいるかもしれない(たとえば、いつのまにかあいりん地域内外のあちこちの建物や土地が中国資本に買い取られているという不透明な状況が、早いスピードで広がっています)、その状況の中にジェントリフィケーションの懸念を感じ取る人もいるでしょう。
たしかに、充分な警戒が必要です。
しかし、です。
もし1999年からの、「老いても、独りでも、誰でもが住み続けられるまちづくり」という内発的な動きがなければ、とっくにジェントリフィケーションがやってきていて、貧者が排除されてしまった街になっているでしょう。
その歴史的事実や包摂の流れの側に立って、この先も、そこに「住む」さまざまな状況の一人ひとりの暮らしをどうすれば再建し、改善し、この街を「終(つ)いの故郷」にしていけるかという立場で語り合っていただきたいと思います。傍観的な揶揄(やゆ)ではなく。
(このへんは15年間にわたり、この問題に全力を投入してきた者として、ついつい力が入ってしまいます。すみません)

とは言いながら、いつもどおりざっくばらんな場ですし、参加予約など要りません。
どなた様もお気軽にお立ち寄りください。
会場が、西成市民館ではなく、大阪市立大学西成プラザですので、それだけはお間違いがないようにお願いします。

<以下、ウィキペディアより引用>
「ジェントリフィケーション(英語: Gentrification)とは、都市において比較的貧困な層が多く住む停滞した地域(インナーシティなど都心付近の住宅地区)に、比較的豊かな人々が流入する人口移動現象。これにより、貧困地域の家賃の相場が上がり、それまで暮らしていた人々が暮らせなくなったり、それまでの地域特性が失われたりすることがある。
ジェントリフィケーションが起こるには、いくつかの要因が考えられる。国や市などによって再開発が進められ、土地の価格が上昇する場合もあれば、廃屋などが多い地域にアーティストが集まり、様々な活動がされて地域が活性化する場合などもある。
ジェントリフィケーションの結果、その地域の地価等が上昇し犯罪率が下がるなど治安が向上することもある。しかし、このために家賃や税金が上がるなどして、それまで居住していた人々が居住できなくなり従来のコミュニティが離散することがあり問題視もされている。 」

[139] 2014年7月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2014-06-29 (Sun)
<通算191回目 Since 1999>
=========================================================================================
【仰天企画】
“覚せい剤密売組織の元会長”が赤裸々に語るその実態、そして撲滅への独自の提言
〜『実録シャブ屋』シリーズの著者をお招きして、西成の覚せい剤対策を考える夕べ〜

ゲスト・スピーカー:木佐貫 亜城(きさぬき あき)氏
            著書:『シャブ屋』 『実録シャブ屋 T〜V』 
(いずれも、ぴいぷる社)
               
========================================================================================= 

▼2014年月7月8日(火曜日) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 
 当ひろばでは西成関連本の著者をお呼びするシリーズがあります。飛田遊郭や新世界界隈に関する本もそうでした。その一つとお考えください。
木佐貫氏の経歴を見て、誰でもが驚くと思います。
昨今、安心・安全のまちづくり機運が広がる中で、たまたま街で出会い、切実な地域課題である覚せい剤問題についてさまざまな体験的助言をできる方だと受けとめ、ゲスト・スピーカーにお呼びしました。興味本位ではありません。

ご承知のように、釜ヶ崎(あいりん地域)周辺では覚せい剤の問題が深刻です。正確には、おもに売る方の問題で、買う方は地域外から来るケースがほとんどだと言われていますが。
「どうせ密売するんなら、この街でやらせておけ」式の伝統的な泳がせ政策を根本的に転換して、この街から覚せい剤を一掃させようと、今、地域住民による大きなうねりが起きています。これに応えるかたちで、平成26年度より警察の動きもいっきに活発化しています。
しかし、大阪府・大阪市・大阪府警が発表した「あいりん地域の環境整備5か年計画」による対策(5年間で計5億円を投入)は、狭い地域に45台もの監視カメラを増設する一方、薬物依存症者等ケア対策費はわずかで(400万円)、対策強化を要望した住民側からも「陳情団はそういう対策を求めたわけではない」「監視カメラはこれまでも効果はなかった。同じカネをかけるなら、もっと別のやり方を工夫できるのではないか。住民だって協力する」という声があがっています。
そのような地域状況を踏まえて、お呼びしたしだいです。ご理解ください。
それにしても、はたしてどんなお話が飛び出しますやら。
当ひろばにとってもチャレンジになります。

なお、木佐貫氏の著書については以下のホームページでも案内されています。
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%A8%E4%BD%90%E8%B2%AB-%E4%BA%9C%E5%9F%8E/e/B004LA5YH4

参加予約など要りません。
どなた様もお気軽にお立ち寄りください。


[138] 2014年6月定例「まちづくりひろば」のご案内 Date:2014-06-07 (Sat)
手違いでアップがたいへん遅くなりましたこと、おわびします。

<通算190回目 Since 1999>  
=========================================================================================
 
まちづくりは、地域貢献型ハウジングで不動産屋さんとどう協働できるか。
〜地元の不動産屋さんをお招きして〜

ゲスト・スピーカー:川田洋史さん(有限会社 トラックスホーム 代表者)
            織田隆之さん(釜ヶ崎のまち再生フォーラム 代表)
            寺川政司さん(近畿大学建築学部准教授、CASEまちづくり研究所)
          
========================================================================================= 

▼2014年月6月10日(火曜日) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 
 
(1)ゲストの川田さんご自身は実はバブル経済の頃、あの「地上げ」の推進役だったそうです。しかし会社が倒産し、やがてご自身もホームレス同然の困窮生活を体験し、再起された今はそのつらい経験も生かして、いつも社会貢献型を念頭に入れながら、西成区旭で不動産屋さんを営んでおられるようすです。
管理物件のうち、生活保護住宅が55軒(約480世帯)、ゲストハウスが7軒(約120世帯)あるようです。「不動産業を営む者としてできることは何か?」と自問され、一つは「老朽化した住宅の改修実践」だと考えておられます。
そして、ひろば当日は、@老朽住宅の改修事例 A管理業務を行ううえでの課題(→入居者・大家・行政・介護や支援NPO事業者、それぞれにとっての課題)を提示されます。
業界の目で生々しい状況が聞けると思います。
事前に大阪市立大学の研究者(博士後期課程)、冨永哲雄さんにパワーポイント化をしてもらっていますので、スライド等での物件解説もなされます。

(2)それを補足するかたちで、ケースワークのベテランである織田さんには生活保護受給者等の支援現場からみた、そうした居住問題がからむサポートのあり方の問題点や提言もしてもらいます。

(3)もともとハウジングが専門である寺川さんにはアカデミックな立場からの補強をお願いしています。
「貧困地域改善のまちづくりの立場からすれば、地域の中にどのようなしくみができれば、どのようなことができるか」
→たとえば、最近まちづくり合同会社ができましたが、そのようなツールを活用すると今の西成・あいりん地域でどのようなことが可能となるか。もちろん、その場合の課題はどういうものがあるかも含めて、お願いしています。

(4)そして最後にはやはり、実践的な立場から、
不動産屋さんたちを「まちの資源」とするためにも、どのようにすれば、どのような協力関係が、つくれるか(もちろん、その場合の課題も)。
それを質疑や討論で、共に考えていく場にしていきたいと思います。
 
このひろばは始まってもう15年になりますが、不動産屋さんのメイン・ゲストとしての登場は初めてです。
まちづくりはあらゆる方々との協働作業です。釜ヶ崎のまちづくりへの参加者層がここまで広がってきたこと(たとえゆるやかでも。いえ、この街にはゆるやかなことは重要なことです)をうれしく思います。
参加予約など要りません。
どなた様もお気軽にお立ち寄りください。

[137] 2014年5月定例「まちづくりひろば」のご案内 Date:2014-04-25 (Fri)
<通算189回目 Since 1999>  
=========================================================================================
釜ヶ崎に地域住民を基盤にしたまちづくり合同会社が始動!
これってどんなもので、これを活用して釜ヶ崎で何が始まるのか?できるのか?
新しい社会のしくみづくりのツールであり、あなたもここで何か事業を始めることができます。
お気軽に応援団・人材バンク登録等からでもいいですから、イッチョカミしませんか?
〜設立報告と協力&参画呼びかけの夕べ〜

ゲスト・スピーカー:寺川誠司さん(近畿大学建築学部准教授)
            西口宗宏さん等(萩之茶屋地域周辺まちづくり合同会社 社員代表)
            同社・あいりん地域環境整備事業担当者(松繁逸夫さんと調整中)
          
========================================================================================= 
▼2014年月5月13日(火曜日) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 
○当初はいろいろな方々が心配されましたが、西成特区構想とは10年、20年先の人口激減をはじめとする不可避的な地域大変容を見越して、地域からのボトムアップ型で策定されたものです。
そして重要なことは、西成区や釜ヶ崎(あいりん地域)の歴史にもとづいた良きものは良きものとして破壊などせず、より良く引き継ぐこと、それを行政も基本的に承認した点です。それはそれで画期的なことです。

○次は、それを住民自身の手で、やはりこれもまたボトムアップ型で具体化していきたい。では、どうすればよいのか。
この課題への解答の一つとして欧米等の先進諸国で行われているのが、CDCと呼ばれたりする、「地域住民を基盤としたまちづくり合同会社」とか「まちづくり公社」とかです。
そして、その萌芽がついに釜ヶ崎でも出てきたことは、やはり画期的なことです。
それぞれが自分の得意分野(たとえば、環境・子ども・教育・アート・障がい者・高齢者・若者等々)でやりたい事業を起こし、それらが地域横断型の会社組織として(事業部制みたいに)ゆるやかに一つにまとまることで、包括的な地域貢献を続けていくことができる会社形態だと考えられます。LLCと呼ばれます。
多様性と社会的包摂(懐の深さ等)と各団体の自主性(「勝手にさせてくれ」も含めて)をとりわけ大事にするこの地域風土には合致しているのではないでしょうか。

○この会社は萩之茶屋連合町会から簡宿組合、さまざまな種類の支援団体や福祉施設等から成る仮称萩之茶屋まちづくり拡大会議に参集する有志たちの手で結成されたものです。
今回は、ここに至った文脈や会社の理念や存立基盤、めざす方向性やミッション、具体的な事業案、果てはその先の「夢」、そしてたくさんの課題!等について、学術的観点、実践的立場、実際の事業現場からの生報告等、包括的に語ってもらいます。
ただ、ぶっちゃけ話をしますと、すべてが理路整然とは逆の、「とにかく動きながら、できることから始めていこう」という、けっこう気軽なノリでスタートしています。
ですから、定例まちづくりひろばのような、公開の場で本格的に説明し、語り合う中で、アイデアも得、考え方の整理もされていく。そのような場になるものと思われます。

○なお、実は立ち上げ早々に大阪市側からの強い期待というか要望があったため、たまたま(ゴミの不法投棄抑止巡回&啓発事業等から成る)「あいりん地域環境整備事業」をこの4月から先行実施することになりました。「ほんまはゆっくり始動したかったのだが・・・」というホンネをメンバー達は正直に語っています。
この初事業が、@この分野を得意とするNPO釜ヶ崎支援機構で経験を積み重ねた方々に加わってもらい、(同社所属の一事業部として)担ってもらうことになったこと、Aかつ西成労働福祉センターの求人窓口で地域日雇い労働者を募集したり(事業A)、既存の高齢者特別清掃事業(特掃)の登録者を輪番雇用したり(事業B)するために、事情を知らない方々には混乱や誤解が生じている面があります。
しかも、新たに雇用が生まれるので早くから注目度も高く、センターでの予告ポスターを囲んで労働者たちがワイワイ話に花を咲かせています。
そうした状況へのきちんとした説明をする意味でも、このタイミングでどうしても必要と考え、設定したテーマです。

いつも言いますが、まちづくりには批判や監視も必要です。そうしたい方々も正確な情報は必要です。
それも含め、どなた様もお気軽にお立ち寄りください。
参加予約など要りません。

[136] 2014年4月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2014-03-25 (Tue)
<通算188回目 Since 1999>  
=========================================================================================
「男だらけの街」で「男だらけではない街」づくりが進む。そのためには子ども・女性・町会所属の方々・外国
人滞在者など少数派の人々の存在に目を凝らし、耳を傾けるのが基本。
そこで今回は、女性ホームレスや女性の貧困の問題の実相や基本的視点を掘り下げます。

ゲスト・スピーカー:丸山里美さん
            『女性ホームレスとして生きる--貧困と排除の社会学』(世界思想社 2013年)の著者
            (立命館大学産業社会学部准教授/ジェンダー論・社会福祉論)
          
========================================================================================= 
▼2014年月4月8日(火曜日) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 
  そもそも釜ヶ崎(あいりん地域)の街はなぜ「男だらけ」なのか?なぜそうなったのか?これはまち案内をすると必ず出てくる質問です。あなたはどう答えていますか?
なにはともあれ、世界でもレアなそんな状況から徐々に、徐々に脱却し、「子供の声が聞こえる街に」「子育て世帯も住める街に」というごく自然な人口構成の街、釜ヶ崎自身もかつてそうであった姿、そこに戻していこうとするのが今のまちづくりの底流にはあります。
この時に不可欠な作業の一つは、女性の生活困窮者(特に、母子家庭、単身高齢女性、そして女性のホームレス等々)の実相をきちんととらえること、「包摂のまちづくり」というならばその中にこの問題をどう取り込んでいくか、釜ヶ崎の男たちに対する自立支援モデルとは異なる支援の方法論があるとするならばそれはどういうものか、等の視点や手法を引き込んでくることではないでしょうか。
またしても「男たちのまちづくり」では歴史のくり返しです。

 そもそも論でもう一つ。まちづくりとは、少数派の人々の存在にも目を向け、耳を傾け、力を合わせていく、丁寧なプロセスが基本だということは上述したとおりです。実は釜ヶ崎では、社会的弱者である日雇いや生活保護受給の単身男性たちは圧倒的な多数派であり、さまざまな行政施策・支援モデル・社会的関心も、いわゆる支援者たちの共感もこの層の人々に集中してきました。
しかし、子ども、女性、それに(外部の方々には考えられないでしょうが)町会関係者たちもその陰で無視されてきた側面があります。そこには独特で難解なねじれの問題もあります。
こうしたことからも、いずれ設定されるべきテーマだったと思います。

 講師の丸山里美さんは90年代末から00年代に長く深く釜ヶ崎での炊き出し活動などの実践に参加し、そこを学びや実証的研究のフィル―ドにしてきた方です。
時が流れ、大学の教員となっての、「アユの里帰り」です。
街の力、街の人材として引き続きキープしておきたい人材です。
その丸山さんが昨年の春に一冊の御本を出版されました。
このまちづくりひろばのテーマ群には「この著者に直接聞いてみよう」シリーズ」もありますから、それに該当するとも言えます。
そして、その著書の内容が西成・釜ヶ崎のまちづくりにも不可欠なものを示唆していると考えた当ひろばサポーターの方から、「この人をぜひ呼んでほしい」という熱心な要望があったからでもあります。

この御本の中身についてはインターネットで見つけた書評を何本か紹介しておきます。
○朝日新聞の書評
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013060900009.html

○歴史学者有賀夏紀さんの推薦の言葉
http://www.yamakawakikue.com/
file:///C:/Users/maruyama/Downloads/2013SuisenAruga%20(2).pdf

以上、
参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください

[135] 2014年3月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2014-02-27 (Thu)
みなさん。ご案内がたいへん遅くなりました。
3月は定例日、かつ西成市民館での開催に戻れます。
よろしくお願いいたします。

<通算187回目 Since 1999>  
=========================================================================================
西成・釜ヶ崎の街を、地域再生の“希望”をメッセージする本格アートであふれさせよう。
南海電車高架沿い壁面やあちこちのシャッターや私有壁等を街のギャラリーにしよう。
落書きではなく、みんなが誇りにでき、遠方から見に来る人がいるような回廊(かいろう)をつくろう。
ゴミの不法投棄問題や通学路の照明確保や監視カメラの問題だって、これでブレーク・スルーだ。
〜そんな提案を受けて、仮称『西成アート回廊プロジェクト』を立ち上げる夕べ〜

ゲスト・スピーカー:共同提案者のみなさん
SHINGO☆西成さん(ラップ・ミュージシャン)
松村嘉久さん(阪南大学国際観光学部教授/新今宮地区観光まちづくり推進協議会メンバー)
上田假奈代さん(詩人、NPOココルーム代表)
その他賛同者のみなさん
========================================================================================= 
▼2014年月3月11日(火曜日) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 
 こういう提案は一昔だと単なる「たわごと」「ままごと」程度に見られていたし、実際小さなことしかできなかったものです。しかし、最近の西成・釜ヶ崎を取り巻く変化はこうした大きなプロジェクトに本格的なサポート態勢ができる可能性が高まっていることです。まちづくりには、日々の暮らしをささえあう地味なしくみづくりと併せて、こういう目に見えるにぎやかな企画も必要です。
隣接エリアも動いています。山王周辺では、「中国資本に空き店舗等がどんどん買われている」というウワサが頻繁に聞こえるようになりました。
新世界から太子周辺では、新今宮地区観光まちづくり推進協議会というのが動きだし、大小さまざまな動きが芽生えています。
西成区北西部には、いつのまにか(ワーキング・ホリディ等の)外国人若年層向け中長期滞在型住居も増えています。
それらはいやおうなく萩之茶屋エリアにもからんできます。
松村先生には、こうした近隣エリアの最新事情もワンセットで語っていただく予定です。
批判的な目もまちづくりには必要です。そのためにも正確な情報をつかむことが重要です。
情報仕入れだけでもご参加歓迎です。

 さて、そうした中での今回の提案です。
まだ詳細な案が決まったわけではないですが、みなさんの前で、みなさんといっしょに具体案づくりをライブで進めていきます。あまり細かく決まってからではおもしろくありませんしね。
そうしたことを公開で議論しつつ、プロジェクトへの参加者をも同時並行して募っていく場としたい。
と、こういう提案を受けて、当「まちづくりひろば」の運営団体としては快諾した次第です。
このプロジェクトのイメージを、SIHINGOさんの真似してラップ風にすると、次のようになりますかね。

 落書きではなく♪まちの活性化につながり♪「本格的なアートとしての壁画」の追求だ♪
自己満足ではなく♪知る人ぞ知るアーチストが集まる♪夢と話題の広がるギャラリーだ♪
単に「通過」するだけの無機質道路じゃつまらない♪これからの時代は「活用」だ♪釜ヶ崎に似合うのは「周遊」だ〜♪
「監視」ではなく♪「社会的注視」や「ライトアップ」だ♪
「陰鬱」と「荒廃」ではなく♪「暖かさ」と「安心・安全」を♪
そうして、外に出て歩くのが楽しい西成のまちづくりを♪
そこの孤独なおっちゃんも♪たいせつな子供たちも♪支援者のみなさんも♪予算ひねり出す役所のみなさんも♪寄付をくれる企業や市民のみなさんも♪  
(*フレーズは、多くが松村先生の企画提案書案からのパクリ+筆者の独断です)

これ以上書くと、当日のブレーン・ストーミングを邪魔しますので、参加される皆さんの楽しみにしておきましょう。
今や釜ヶ崎を代表するアーチストであるSHINGO☆西成さんもこの企画に大いに賛同され、前日は奄美大島公演だそうですが、この日に飛んで帰ってきてくれます。
楽しみですね。
参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください

[134] 2014年2月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2014-01-23 (Thu)
2月の定例開催日(第2火曜日)が建国記念日(休日)と重なるため、また多忙な語り手の方々のご都合に合わせて、日程を2月13日(木曜日)に変更します。
これに併せて、会場も大阪市立大学西成プラザに変更しますので、お間違いがないようにお願いいたします。このところ、変更が続き、申し訳ありません。

<通算186回目 Since 1999>  
=========================================================================================
 新法により2015年度から始まる国の新たな生活困窮者自立支援制度と、それまでの1年3ヶ月間実施される「生活困窮者自立支援モデル事業」の西成区版の具体像、この2つをまとめて学習し、討論できる場をつくりました。
それぞれに自分の頭の中に情報を整理して、新時代に備えましょう。

ゲスト・スピーカー:
○岩間伸之さん(大阪市立大学院生活科学研究科教授/同公募型プロポーザル選定会議委員)
         ○西成区社会福祉協議会(同モデル事業のうち自立相談支援事業の受託団体)の生活困窮者相談支援担当の方々(事務局長、副主幹他)
○NPO釜ヶ崎支援機構(同モデル事業のうち就労準備支援事業の受託団体)の担当スタッフ他
○あいりん地域モデルケース会議(あいりん地域のワンストップ型トータルケア・ネットワーク)の関係者

========================================================================================= 

▼2014年月2月13日(木曜日) 18:30〜20:45 
▼大阪市立大学西成プラザ
 地下鉄「動物園前」か、JR「新今宮駅」東出口(通天閣側出口)からすぐの太子交差点南西角にある百円ショップ「フレッツ」の中に入り、右側のドアから階段を3階へあがる。
▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
     大阪市立大学都市研究プラザ(西成プラザ)
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 (状況説明も兼ねるので、長文ご容赦) 
1)これまでのホームレス自立支援法に代わる生活困窮者自立支援法とそれにもとづく新制度のスタートにより、この国の「第2のセーフティネットづくり」は新ステージに移行することになります。重要性は言わずもがなです。しかし、地域の方々、一般の方々にはまだなじみが薄いのではないでしょうか。
そこで、一度きちんとその法律や制度や西成でのモデル事業のありようを体系的に学習する場が、この地域でも必要だと考えました。ですから、柱は学習会。

2) ただ、この「ひろば」はそれに終わるわけにはいきません。まちづくり実践の場ですから。
 全国で実施されたこのモデル事業(⇒助走期間にいろいろやってみて、課題出しをする役割)を引き受けるコンペが大阪市でも実施され、西成区では「総合相談支援」実施団体に西成区社会福祉協議会が選ばれ、その中の一部門である「就労準備支援」実施団体にNPO釜ヶ崎支援機構が選ばれました。
(公募から選定までの詳細は区役所のホームページに発表されています)
 そこで、当「ひろば」の後半は、この2団体による実践がどのようなかたちで行なわれようとしているのかをお聞きします。そして、釜ヶ崎(あいりん地域)の人々のご理解やご協力をどうつくりだすかを共に考えていきます。やるからには成功してもらうことがみんなの願いですから。
 特に、釜ヶ崎(あいりん地域)内では社協は介護系以外の領域ではまだ存在感が薄いと言わざるをえません。
 その一方、この地域ではここへの期待がもう一段高くなるのですが、それにはもう一つ理由があります。
西成特区構想で提案された「あいりん地域トータルケア・ネットワーク」(全国的な呼び方をすれば、ワンストップ型地域包括支援システム)がすでに昨年9月から「あいりん地域モデルケース会議」という名称で30団体を網羅して月例開催されています。
ここには、生活保護の措置権限を持った区役所の部署も参画しています。
そして、区社協やその系列団体も参画しており、区社協が国推進の生活困窮者支援モデル事業受託団体になったということは、この地場産のあいりん地域トータルケア・ネットワークを国の施策と上手に結び付けられるかどうかは区社協しだいということにもなります。
しかも、この部署の事務所は、区役所内に加えて、あいりん会館(旧市立更生相談所⇒廃止されて4月からは区役所のあいりん分室的に使われると聞く)内に設置されるようです。

 ものごとをわかりやすく描き出せば、
「生活保護その他の措置権限を持った旧来の市立更生相談所は単独で動いていただけだが、これからはすでに30団体が参集する広範囲な民・官ネットワーク、さらには国の生活困窮者支援制度とも結びついた、強力なサポート態勢ができる」というすごい構図になります。私たちが長年願っていた構図です。
ただし、これが「絵に描いた餅」にならないためには、
(1)システム全体のコーディネーター役となる区社協・生活困窮者自立支援部門が機能するかどうか、
(2)私たちを含めた地元団体がどれだけ濃い協力をしていくか。
この2つにかかってきます。
この街の生活困窮者の労働・生活・福祉・医療・諸権利等のサポート体制が底上げされる大きなチャンスであるわけです。
みなさんは、今のこういう状況、いかがお考えでしょうか。参加されて、整理してみてください。
 以上、参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください。

[133] 2014年1月定例「まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-12-23 (Mon)
みなさま。会場が今回は、大阪市立大学西成プラザです。いつもの西成市民館ではありません。
お間違いがないように、お願いいたします。

<通算185回目 Since 1999>  
=========================================================================================
新年だ。希望を語ろう。「生き心地の良さ」を考えてみよう。
〜単行本『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある』(講談社)の著者をお招きして〜

ゲスト・スピーカー:岡 檀(おか・まゆみ)さん
            和歌山県立医科大学保健看護学部講師、慶応大学大学院研究員        
========================================================================================= 

▼2014年月1月14日(火) 18:30〜20:45 
▼大阪市立大学西成プラザ
(地下鉄「動物園前」か、JR「新今宮駅」東出口(通天閣側出口)からすぐの太子交差点南西角にある百円ショップ「フレッツ」の中に入り、右側のドアから階段を3階へあがる)
▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
     大阪市立大学都市研究プラザ(西成プラザ)
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨
  2013年7月の定例まちづくりひろばでのことでした。精神科医森川すいめいさんがゲスト・スピーカーだったのですが、その中で今回のこの研究が紹介され、参加者たちをどよめかせました。
同じ四国の同じ県内の同じ人口規模の町村なのに、片方は自殺率が日本一低く、片方はきわめて高い。
それはなぜなのかを、住民の気質やコミュニティの特質その他で比較しながら、分析していった調査研究です。
「いつかその人をここにお招きしよう」ということになっていたのですが、このたびコンタクトがとれ、めでたく釜ヶ崎に、このまちづくりひろばに来ていただけることになりました。

http://okanejuku.blog92.fc2.com/blog-entry-2137.html
http://www.pfizer-zaidan.jp/fo/business/pdf/forum18/fo18_6_03.pdf#search='%E5%B2%A1%E6%AA%80

「立ち話力」というおもしろい着眼点も含めて、釜ヶ崎のまちの特質(良さ)を見つめ直す、そしてそれを今、(西成特区構想の諸提言のいっせい具体化として大きく動いている)西成のまちづくりに引き継ぐ、とても良い機会になるのではと、今から楽しみです。
参加予約など要りません。
どなた様もお気軽に、お立ち寄りください。

【岡 檀さんのプロフィール】
和歌山県立医科大学保健看護学部 講師、慶應義塾大学大学院 研究員
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 博士課程修了
「日本の自殺希少地域における自殺予防因子の研究」で博士号を取得
コミュニティの特性が住民の精神衛生にもたらす影響について関心を持ち、フィールド調査やデータ解析を重ねてきており、その研究成果は学会やマスコミの注目を集めている。第一回日本社会精神医学会優秀論文賞 受賞。著書に「生き心地の良い町―この自殺率の低さには理由(わけ)がある」(講談社)

[132] 2013年12月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-11-21 (Thu)
<通算184回目 Since 1999>  
=========================================================================================
大丈夫?西成の生活環境改善の一連の問題(ゴミ不法投棄防止・覚醒剤一掃・新校への通学路改善等々)。
あのテレビ映像を見た橋下市長の怒りで急展開する大阪市の対策。
    〜西成の良さを残したままの解決策を考えるための問題整理と緊急討論の呼びかけ〜

ゲスト・スピーカー:この問題に関わる広範な方々 
            当該区域の町会長さん方(交渉中)/子どもや高齢者支援団体の方々
            鈴木亘さん(大阪市西成特区構想特別顧問)
            臣永正廣さん(西成区長)&区役所担当課長さん
            その他関係者(検討中)
            
========================================================================================= 

▼2013年月12月10日(火) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨(長文ご容赦。説明自体がニュース性があるでしょうから)

○発端はテレビ番組です。
去る11月10日(日)のフジテレビ系「新報道2001」が悪意に満ちた(と言いたいほどの)あいりん地域に関するネガティブ・キャンペーンでした。
見ていない方のために少し説明します(面倒な方は飛ばして、次節へ進んでください)。

 3小学校が統合する新校(今宮中学校と同じ敷地に建設)への通学路があいりん地域内を通るため、周辺地域に住む若いママ数人(ちなみにお一人は最近マイホームを買ったばかりとの紹介あり)と男性父兄の案内役から成る保護者たちが試しにこの通学路を通ってみるという設定です。
すると、そこがどれほどひどい通学路かという「報道」です。
画面に流れる文字(保護者達の会話)やナレーションを走り書きで列記してみましょう。

「ここはカッターナイフで切りあっていた」「ここは暴動を恐れて鉄格子の入った無人の交番」「(交番の)電話だって壊されるから無い」「消してもまた書かれる落書き」「歩いたらあかん所」「よその国みたい」「ほんま、日本とちゃうやん(母親たちの「恐怖感」が伝わる)」「浮浪者がゴミを投棄していた」「露天商の違法行為」「ポルノなど違法コピーのDVD」「(氾濫する)路上の自転車」「酔っ払いのオシッコ(その映像繰り返す)」「このような危険な場所を通る通学路」「路上生活者のテント、布団の横を歩く(ことになる)」「不法投棄ゴミの山、(これは崩壊すれば)危ないものばかり」「地区外からも投棄」「(そのゴミに)群がる人々」「子どもの慣れはコワイわ(母親)」「小学校入学と同時に(この校区を)出て行く方向でみんな考えている」等々・・・。映像がそれを一つひとつセンセーショナルに映し出していきます。

これには(大阪からテレビ電話で出演していた)さすがの橋下市長もこの編集のしかたに対して、「注意しないといけないのは、現に通っている子どもたちが(いるわけで)、とんでもない学校と思われるのはかわいそう。そこは注意すべき」と、冒頭でたしなめたほどでした。
そこには、地域改善のためにまちづくり等で懸命に頑張っている地域の人々の努力する姿は微塵も存在しませんでした。
在阪のメディアなら地域内のさまざまな人々がたいへんな努力をしていることを、我々からの働きかけもあって、知っていますので、今はこういう、ただセンセーショナルであればいいという傾向の報道は克服されているのですが。
たしかに、「あいりん地域の単身高齢生活保護受給者の社会的つながりづくり支援事業」(通称:ひと花プロジェクト)で地域ボランティアとして環境改善に献身している高齢者たちの姿も映し出されましたが、取って付けたような、いつまでも違和感が残る映像とおどろおどろしい効果音でした。実際にこのプロジェクトに接したら多くの人が感じるだろうほの暖かさというか、人間のぬくもり感など微塵もありませんでした。
「改善」されるべきは先ず自分たちの報道姿勢でしょう。読んでいますかねえ。

○本旨はここからです。
 ご丁寧にもこの番組は、夜間に地域外から自動車でゴミを運んできて、通学路に不法投棄をする瞬間を透視カメラで暴き出しました(ついでにそのすぐ横でそれに群がる人々の姿も)。この映像を見た橋下市長は激怒したようです。番組ののち、市役所内に「ただちにこの問題を解決せよ」との大号令が発せられ、24時間監視&巡回体制や(通学時間開始までの)早朝ゴミ回収体制その他で急展開があったようです。

○もともと労働者支援の立場の団体や個人の方々は、この地域の人々への共感や(懐の深さなどの)良さを見ようとする反面、こういう問題(総じて生活環境改善問題)には疎かったり、鈍感だったりします。
かと思えば、公園の野宿者テントや路上での露天商などの排除の問題ではきわめて敏感で警戒心が先に立つ傾向があり(当然と言えば当然です)、矛盾に満ちた、複雑怪奇な領域です。
覚醒剤の真に徹底した取り締まりを要求することも含めて、警察の協力がまちづくりには不可欠ですが、警察の協力自体に警戒心が先に来る傾向もあり得るでしょう。
しかし、テレビ番組への批判は別にして、この領域をこのまま放置していいとまではどなたも考えていないでしょう。一方、「たいせつなもの」までいっしょくたにしてすべてを一掃すればいいと考える人も、誠実にまちづくりを考えたことにはならないでしょう。

○そこで、この際、この生活環境改善問題全体を率直に討論し、そもそも論の考え方と、今の具体的状況を正確に把握し、問題をきちんと整理する場が必要ではないでしょうか。
新校が開校する平成27年度(2015年度)までにはまちづくりとして何が必要でしょうか。
そもそもどんな計画が進行中なのでしょうか。新校までの「通学路」とはどことどこの道路のことかご存知でしょうか(当日は地図で示します)。
上記番組以降の市長の指示で急展開する大阪市の対策で何が変わるのでしょうか。
積年の課題に立ち向かうポジティブな施策のように聞こえてはきますが、そこには排除の色は混ざっていないでしょうか。
「この街が失ってはいけないたいせつなもの」。それはよく「懐の深さ」とか「包摂の街」と言われます。西成特区構想への有識者座談会等からの提案も「コレクティブ・タウン」としてこれを提言しています。
そのことを押さえつつ、最新状況をみなさん自身の頭で整理することと、率直な意見交換をする場として、この「定例まちづくりひろば」を設定しました。
 ⇒たとえば、ゴミの不法投棄防止問題と覚醒剤の根絶の問題は誰も反対しないでしょうし、これらの解決による通学路の確保という問題と、その他の問題(たとえば地域内各公園の利用法の平和的解決の問題など)は明確に別けて考えることが必要でしょう。
 ⇒なお、覚醒剤に関しては、通学路に注射針が落ちているような状況を一掃することに今度こそ警察が本気になり、まちづくりにも協力するよう、行政の協力のもと地域から厳しく申し入れをする動きになっています。

 今地域で起きていること、起きようとしていることが何がなんだかわからない状態でいることが、今後あるべきまちづくりには一番良くないことなので、そういう方々こそぜひここに来ていただいて、正確な情報を仕入れてください。たとえ懐疑的あるいは批判的立場にあっても。それも参加です。

 以上、参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください

[131] 2013年11月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-10-25 (Fri)
以下の企画は、当団体と「大都市の高齢者の生活問題研究会」との共催による「臨時ひろば」として開催することを広報してきましたが、定例ひろばの開催予定日と近接していますので、検討の結果、そのまま11月「定例ひろば」として位置づけし直して開催します。
日時は11月16日(土)午後、会場は大阪市立大学西成プラザですので(いつもの火曜日ではなく、また西成市民館ではありません)、どなた様もお気軽にお越しください。

<通算183回目 Since 1999>  
=========================================================================================
パネル・ディスカッション/都市の生活困窮高齢者支援の最前線
     〜韓国ソウル市、大阪市西成区の取組みから〜 

パネリスト:
○小林 真氏(NPO法人大東ネットワーク事業団 理事長)
大阪市等の高齢生活困窮者支援の実情と課題
   ○織田隆之氏(釜ヶ崎のまち再生フォーラム 代表理事)
大阪市あいりん地域の現状と西成特区構想から
   ○新井康友氏(中部学院大学人間福祉学部 准教授)
韓国ソウル市の高齢生活困窮者支援の実情と課題
   ○稲本悦三氏(東洋大学非常勤講師、稲本建築設計室代表)
韓国のまちづくりと生活困窮高齢者への支援
   ○助言者として全泓奎氏(大阪市立大学都市研究プラザ准教授)にも加わっていただきます。

司会兼コーディネーター:ありむら潜氏(釜ヶ崎のまち再生フォーラム 事務局長)

========================================================================================= 
▼ 日時・会場
2013(平成25)年11月16日(土)14:00〜17:00
大阪市立大学都市研究プラザ・西成プラザ
  <行き方>地下鉄動物園前駅またはJR新今宮駅(通天閣側改札口)すぐ。太子交差点南西角にある百円ショッ プ「フレッツ」の店内の右側ドアから階段上がって、3階。(別名太子福祉館)
地図⇒http://www.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/nishinari/

▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム、大都市の高齢者の生活問題研究会
▼連絡・お問い合わせ:090−8448―0315 (ありむら潜) kama-yan@sun-inet.or.jp  
   090−4103−2717 (原田由美子) harada@kyoto-wu.ac.jp   
▼参加予約:不要
■企画趣旨
都市部の高齢困窮者の高齢困窮者支援は、日本においても韓国においても喫緊の課題になっています。
日本の高齢化率23%に比べて韓国の11%はかなり低いといえますが、すでに高齢社会に備えて老人長期療養保険制度を導入するなど、政策上の取り組みが始まっています。
日本の高齢者福祉施策は、1963年の老人福祉法から始まり、それまでは生活保護法上の措置による対応のみでした。老人福祉法において、入所施設として特別養護老人ホームが、居宅サービスとして家庭奉仕員(ホームヘルパー)派遣事業が法律上に明記され、老人医療費の支給も行われており、1973年には老人医療費無料制度が導入されました。
しかし、疾病構造の変化や高齢者の社会的入院が問題となり、1983年老人保健法が施行し、病院から在宅復帰への中間施設として老人保健施設が創設されました。
1992年老人保健福祉計画の策定等を義務付ける福祉関係八法の改正が行われ、福祉行政においては計画行政への転換が図られました。
しかし、基盤整備や財源確保の観点から介護保険制度が導入され、今日に至っています。
ところが、要介護認定者数や給付費の増大から、予防給付対象の軽度者への給付を介護保険制度から市町村事業へ移す議論がなされています。
 一方、所得保障では1961年に国民皆年金制度が実現し、高齢者への所得保障が一定程度なされましたが、高齢者の生活保護受給者は増加しています。また、認知症患者の推計値が453万人に上り、認知症対策も課題となっています。
このような高齢者を取り巻く状況と、都市部の低所得の単身高齢者の生活問題として、たまゆら事件を象徴とする「住まいとケア」、孤立死の要因である「社会的孤立」の問題、その背景としてのセルフネグレクト等の問題があります。
そこで、今回「ひろば」では、対応を迫られている都市の困窮高齢者支援について議論します。
韓国側から、ソウル市で実践していた困窮高齢者支援について報告していただきます。
日本側からは、大阪市の先進的な困窮高齢者支援、さらには西成特区構想での単身高齢者施策について報告していただきます。
これらのレポートを基に都市の困窮高齢者支援の実情と課題について議論したいと考えます。
とは言っても、「定例まちづくりひろば」と銘打って開催する以上、いつもの気軽な雰囲気の中で行ないたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
                                                           以上