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[135] 2014年3月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2014-02-27 (Thu)
みなさん。ご案内がたいへん遅くなりました。
3月は定例日、かつ西成市民館での開催に戻れます。
よろしくお願いいたします。

<通算187回目 Since 1999>  
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西成・釜ヶ崎の街を、地域再生の“希望”をメッセージする本格アートであふれさせよう。
南海電車高架沿い壁面やあちこちのシャッターや私有壁等を街のギャラリーにしよう。
落書きではなく、みんなが誇りにでき、遠方から見に来る人がいるような回廊(かいろう)をつくろう。
ゴミの不法投棄問題や通学路の照明確保や監視カメラの問題だって、これでブレーク・スルーだ。
〜そんな提案を受けて、仮称『西成アート回廊プロジェクト』を立ち上げる夕べ〜

ゲスト・スピーカー:共同提案者のみなさん
SHINGO☆西成さん(ラップ・ミュージシャン)
松村嘉久さん(阪南大学国際観光学部教授/新今宮地区観光まちづくり推進協議会メンバー)
上田假奈代さん(詩人、NPOココルーム代表)
その他賛同者のみなさん
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▼2014年月3月11日(火曜日) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 
 こういう提案は一昔だと単なる「たわごと」「ままごと」程度に見られていたし、実際小さなことしかできなかったものです。しかし、最近の西成・釜ヶ崎を取り巻く変化はこうした大きなプロジェクトに本格的なサポート態勢ができる可能性が高まっていることです。まちづくりには、日々の暮らしをささえあう地味なしくみづくりと併せて、こういう目に見えるにぎやかな企画も必要です。
隣接エリアも動いています。山王周辺では、「中国資本に空き店舗等がどんどん買われている」というウワサが頻繁に聞こえるようになりました。
新世界から太子周辺では、新今宮地区観光まちづくり推進協議会というのが動きだし、大小さまざまな動きが芽生えています。
西成区北西部には、いつのまにか(ワーキング・ホリディ等の)外国人若年層向け中長期滞在型住居も増えています。
それらはいやおうなく萩之茶屋エリアにもからんできます。
松村先生には、こうした近隣エリアの最新事情もワンセットで語っていただく予定です。
批判的な目もまちづくりには必要です。そのためにも正確な情報をつかむことが重要です。
情報仕入れだけでもご参加歓迎です。

 さて、そうした中での今回の提案です。
まだ詳細な案が決まったわけではないですが、みなさんの前で、みなさんといっしょに具体案づくりをライブで進めていきます。あまり細かく決まってからではおもしろくありませんしね。
そうしたことを公開で議論しつつ、プロジェクトへの参加者をも同時並行して募っていく場としたい。
と、こういう提案を受けて、当「まちづくりひろば」の運営団体としては快諾した次第です。
このプロジェクトのイメージを、SIHINGOさんの真似してラップ風にすると、次のようになりますかね。

 落書きではなく♪まちの活性化につながり♪「本格的なアートとしての壁画」の追求だ♪
自己満足ではなく♪知る人ぞ知るアーチストが集まる♪夢と話題の広がるギャラリーだ♪
単に「通過」するだけの無機質道路じゃつまらない♪これからの時代は「活用」だ♪釜ヶ崎に似合うのは「周遊」だ〜♪
「監視」ではなく♪「社会的注視」や「ライトアップ」だ♪
「陰鬱」と「荒廃」ではなく♪「暖かさ」と「安心・安全」を♪
そうして、外に出て歩くのが楽しい西成のまちづくりを♪
そこの孤独なおっちゃんも♪たいせつな子供たちも♪支援者のみなさんも♪予算ひねり出す役所のみなさんも♪寄付をくれる企業や市民のみなさんも♪  
(*フレーズは、多くが松村先生の企画提案書案からのパクリ+筆者の独断です)

これ以上書くと、当日のブレーン・ストーミングを邪魔しますので、参加される皆さんの楽しみにしておきましょう。
今や釜ヶ崎を代表するアーチストであるSHINGO☆西成さんもこの企画に大いに賛同され、前日は奄美大島公演だそうですが、この日に飛んで帰ってきてくれます。
楽しみですね。
参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください

[134] 2014年2月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2014-01-23 (Thu)
2月の定例開催日(第2火曜日)が建国記念日(休日)と重なるため、また多忙な語り手の方々のご都合に合わせて、日程を2月13日(木曜日)に変更します。
これに併せて、会場も大阪市立大学西成プラザに変更しますので、お間違いがないようにお願いいたします。このところ、変更が続き、申し訳ありません。

<通算186回目 Since 1999>  
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 新法により2015年度から始まる国の新たな生活困窮者自立支援制度と、それまでの1年3ヶ月間実施される「生活困窮者自立支援モデル事業」の西成区版の具体像、この2つをまとめて学習し、討論できる場をつくりました。
それぞれに自分の頭の中に情報を整理して、新時代に備えましょう。

ゲスト・スピーカー:
○岩間伸之さん(大阪市立大学院生活科学研究科教授/同公募型プロポーザル選定会議委員)
         ○西成区社会福祉協議会(同モデル事業のうち自立相談支援事業の受託団体)の生活困窮者相談支援担当の方々(事務局長、副主幹他)
○NPO釜ヶ崎支援機構(同モデル事業のうち就労準備支援事業の受託団体)の担当スタッフ他
○あいりん地域モデルケース会議(あいりん地域のワンストップ型トータルケア・ネットワーク)の関係者

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▼2014年月2月13日(木曜日) 18:30〜20:45 
▼大阪市立大学西成プラザ
 地下鉄「動物園前」か、JR「新今宮駅」東出口(通天閣側出口)からすぐの太子交差点南西角にある百円ショップ「フレッツ」の中に入り、右側のドアから階段を3階へあがる。
▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
     大阪市立大学都市研究プラザ(西成プラザ)
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨 (状況説明も兼ねるので、長文ご容赦) 
1)これまでのホームレス自立支援法に代わる生活困窮者自立支援法とそれにもとづく新制度のスタートにより、この国の「第2のセーフティネットづくり」は新ステージに移行することになります。重要性は言わずもがなです。しかし、地域の方々、一般の方々にはまだなじみが薄いのではないでしょうか。
そこで、一度きちんとその法律や制度や西成でのモデル事業のありようを体系的に学習する場が、この地域でも必要だと考えました。ですから、柱は学習会。

2) ただ、この「ひろば」はそれに終わるわけにはいきません。まちづくり実践の場ですから。
 全国で実施されたこのモデル事業(⇒助走期間にいろいろやってみて、課題出しをする役割)を引き受けるコンペが大阪市でも実施され、西成区では「総合相談支援」実施団体に西成区社会福祉協議会が選ばれ、その中の一部門である「就労準備支援」実施団体にNPO釜ヶ崎支援機構が選ばれました。
(公募から選定までの詳細は区役所のホームページに発表されています)
 そこで、当「ひろば」の後半は、この2団体による実践がどのようなかたちで行なわれようとしているのかをお聞きします。そして、釜ヶ崎(あいりん地域)の人々のご理解やご協力をどうつくりだすかを共に考えていきます。やるからには成功してもらうことがみんなの願いですから。
 特に、釜ヶ崎(あいりん地域)内では社協は介護系以外の領域ではまだ存在感が薄いと言わざるをえません。
 その一方、この地域ではここへの期待がもう一段高くなるのですが、それにはもう一つ理由があります。
西成特区構想で提案された「あいりん地域トータルケア・ネットワーク」(全国的な呼び方をすれば、ワンストップ型地域包括支援システム)がすでに昨年9月から「あいりん地域モデルケース会議」という名称で30団体を網羅して月例開催されています。
ここには、生活保護の措置権限を持った区役所の部署も参画しています。
そして、区社協やその系列団体も参画しており、区社協が国推進の生活困窮者支援モデル事業受託団体になったということは、この地場産のあいりん地域トータルケア・ネットワークを国の施策と上手に結び付けられるかどうかは区社協しだいということにもなります。
しかも、この部署の事務所は、区役所内に加えて、あいりん会館(旧市立更生相談所⇒廃止されて4月からは区役所のあいりん分室的に使われると聞く)内に設置されるようです。

 ものごとをわかりやすく描き出せば、
「生活保護その他の措置権限を持った旧来の市立更生相談所は単独で動いていただけだが、これからはすでに30団体が参集する広範囲な民・官ネットワーク、さらには国の生活困窮者支援制度とも結びついた、強力なサポート態勢ができる」というすごい構図になります。私たちが長年願っていた構図です。
ただし、これが「絵に描いた餅」にならないためには、
(1)システム全体のコーディネーター役となる区社協・生活困窮者自立支援部門が機能するかどうか、
(2)私たちを含めた地元団体がどれだけ濃い協力をしていくか。
この2つにかかってきます。
この街の生活困窮者の労働・生活・福祉・医療・諸権利等のサポート体制が底上げされる大きなチャンスであるわけです。
みなさんは、今のこういう状況、いかがお考えでしょうか。参加されて、整理してみてください。
 以上、参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください。

[133] 2014年1月定例「まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-12-23 (Mon)
みなさま。会場が今回は、大阪市立大学西成プラザです。いつもの西成市民館ではありません。
お間違いがないように、お願いいたします。

<通算185回目 Since 1999>  
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新年だ。希望を語ろう。「生き心地の良さ」を考えてみよう。
〜単行本『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある』(講談社)の著者をお招きして〜

ゲスト・スピーカー:岡 檀(おか・まゆみ)さん
            和歌山県立医科大学保健看護学部講師、慶応大学大学院研究員        
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▼2014年月1月14日(火) 18:30〜20:45 
▼大阪市立大学西成プラザ
(地下鉄「動物園前」か、JR「新今宮駅」東出口(通天閣側出口)からすぐの太子交差点南西角にある百円ショップ「フレッツ」の中に入り、右側のドアから階段を3階へあがる)
▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
     大阪市立大学都市研究プラザ(西成プラザ)
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨
  2013年7月の定例まちづくりひろばでのことでした。精神科医森川すいめいさんがゲスト・スピーカーだったのですが、その中で今回のこの研究が紹介され、参加者たちをどよめかせました。
同じ四国の同じ県内の同じ人口規模の町村なのに、片方は自殺率が日本一低く、片方はきわめて高い。
それはなぜなのかを、住民の気質やコミュニティの特質その他で比較しながら、分析していった調査研究です。
「いつかその人をここにお招きしよう」ということになっていたのですが、このたびコンタクトがとれ、めでたく釜ヶ崎に、このまちづくりひろばに来ていただけることになりました。

http://okanejuku.blog92.fc2.com/blog-entry-2137.html
http://www.pfizer-zaidan.jp/fo/business/pdf/forum18/fo18_6_03.pdf#search='%E5%B2%A1%E6%AA%80

「立ち話力」というおもしろい着眼点も含めて、釜ヶ崎のまちの特質(良さ)を見つめ直す、そしてそれを今、(西成特区構想の諸提言のいっせい具体化として大きく動いている)西成のまちづくりに引き継ぐ、とても良い機会になるのではと、今から楽しみです。
参加予約など要りません。
どなた様もお気軽に、お立ち寄りください。

【岡 檀さんのプロフィール】
和歌山県立医科大学保健看護学部 講師、慶應義塾大学大学院 研究員
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 博士課程修了
「日本の自殺希少地域における自殺予防因子の研究」で博士号を取得
コミュニティの特性が住民の精神衛生にもたらす影響について関心を持ち、フィールド調査やデータ解析を重ねてきており、その研究成果は学会やマスコミの注目を集めている。第一回日本社会精神医学会優秀論文賞 受賞。著書に「生き心地の良い町―この自殺率の低さには理由(わけ)がある」(講談社)

[132] 2013年12月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-11-21 (Thu)
<通算184回目 Since 1999>  
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大丈夫?西成の生活環境改善の一連の問題(ゴミ不法投棄防止・覚醒剤一掃・新校への通学路改善等々)。
あのテレビ映像を見た橋下市長の怒りで急展開する大阪市の対策。
    〜西成の良さを残したままの解決策を考えるための問題整理と緊急討論の呼びかけ〜

ゲスト・スピーカー:この問題に関わる広範な方々 
            当該区域の町会長さん方(交渉中)/子どもや高齢者支援団体の方々
            鈴木亘さん(大阪市西成特区構想特別顧問)
            臣永正廣さん(西成区長)&区役所担当課長さん
            その他関係者(検討中)
            
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▼2013年月12月10日(火) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼主催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
       日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨(長文ご容赦。説明自体がニュース性があるでしょうから)

○発端はテレビ番組です。
去る11月10日(日)のフジテレビ系「新報道2001」が悪意に満ちた(と言いたいほどの)あいりん地域に関するネガティブ・キャンペーンでした。
見ていない方のために少し説明します(面倒な方は飛ばして、次節へ進んでください)。

 3小学校が統合する新校(今宮中学校と同じ敷地に建設)への通学路があいりん地域内を通るため、周辺地域に住む若いママ数人(ちなみにお一人は最近マイホームを買ったばかりとの紹介あり)と男性父兄の案内役から成る保護者たちが試しにこの通学路を通ってみるという設定です。
すると、そこがどれほどひどい通学路かという「報道」です。
画面に流れる文字(保護者達の会話)やナレーションを走り書きで列記してみましょう。

「ここはカッターナイフで切りあっていた」「ここは暴動を恐れて鉄格子の入った無人の交番」「(交番の)電話だって壊されるから無い」「消してもまた書かれる落書き」「歩いたらあかん所」「よその国みたい」「ほんま、日本とちゃうやん(母親たちの「恐怖感」が伝わる)」「浮浪者がゴミを投棄していた」「露天商の違法行為」「ポルノなど違法コピーのDVD」「(氾濫する)路上の自転車」「酔っ払いのオシッコ(その映像繰り返す)」「このような危険な場所を通る通学路」「路上生活者のテント、布団の横を歩く(ことになる)」「不法投棄ゴミの山、(これは崩壊すれば)危ないものばかり」「地区外からも投棄」「(そのゴミに)群がる人々」「子どもの慣れはコワイわ(母親)」「小学校入学と同時に(この校区を)出て行く方向でみんな考えている」等々・・・。映像がそれを一つひとつセンセーショナルに映し出していきます。

これには(大阪からテレビ電話で出演していた)さすがの橋下市長もこの編集のしかたに対して、「注意しないといけないのは、現に通っている子どもたちが(いるわけで)、とんでもない学校と思われるのはかわいそう。そこは注意すべき」と、冒頭でたしなめたほどでした。
そこには、地域改善のためにまちづくり等で懸命に頑張っている地域の人々の努力する姿は微塵も存在しませんでした。
在阪のメディアなら地域内のさまざまな人々がたいへんな努力をしていることを、我々からの働きかけもあって、知っていますので、今はこういう、ただセンセーショナルであればいいという傾向の報道は克服されているのですが。
たしかに、「あいりん地域の単身高齢生活保護受給者の社会的つながりづくり支援事業」(通称:ひと花プロジェクト)で地域ボランティアとして環境改善に献身している高齢者たちの姿も映し出されましたが、取って付けたような、いつまでも違和感が残る映像とおどろおどろしい効果音でした。実際にこのプロジェクトに接したら多くの人が感じるだろうほの暖かさというか、人間のぬくもり感など微塵もありませんでした。
「改善」されるべきは先ず自分たちの報道姿勢でしょう。読んでいますかねえ。

○本旨はここからです。
 ご丁寧にもこの番組は、夜間に地域外から自動車でゴミを運んできて、通学路に不法投棄をする瞬間を透視カメラで暴き出しました(ついでにそのすぐ横でそれに群がる人々の姿も)。この映像を見た橋下市長は激怒したようです。番組ののち、市役所内に「ただちにこの問題を解決せよ」との大号令が発せられ、24時間監視&巡回体制や(通学時間開始までの)早朝ゴミ回収体制その他で急展開があったようです。

○もともと労働者支援の立場の団体や個人の方々は、この地域の人々への共感や(懐の深さなどの)良さを見ようとする反面、こういう問題(総じて生活環境改善問題)には疎かったり、鈍感だったりします。
かと思えば、公園の野宿者テントや路上での露天商などの排除の問題ではきわめて敏感で警戒心が先に立つ傾向があり(当然と言えば当然です)、矛盾に満ちた、複雑怪奇な領域です。
覚醒剤の真に徹底した取り締まりを要求することも含めて、警察の協力がまちづくりには不可欠ですが、警察の協力自体に警戒心が先に来る傾向もあり得るでしょう。
しかし、テレビ番組への批判は別にして、この領域をこのまま放置していいとまではどなたも考えていないでしょう。一方、「たいせつなもの」までいっしょくたにしてすべてを一掃すればいいと考える人も、誠実にまちづくりを考えたことにはならないでしょう。

○そこで、この際、この生活環境改善問題全体を率直に討論し、そもそも論の考え方と、今の具体的状況を正確に把握し、問題をきちんと整理する場が必要ではないでしょうか。
新校が開校する平成27年度(2015年度)までにはまちづくりとして何が必要でしょうか。
そもそもどんな計画が進行中なのでしょうか。新校までの「通学路」とはどことどこの道路のことかご存知でしょうか(当日は地図で示します)。
上記番組以降の市長の指示で急展開する大阪市の対策で何が変わるのでしょうか。
積年の課題に立ち向かうポジティブな施策のように聞こえてはきますが、そこには排除の色は混ざっていないでしょうか。
「この街が失ってはいけないたいせつなもの」。それはよく「懐の深さ」とか「包摂の街」と言われます。西成特区構想への有識者座談会等からの提案も「コレクティブ・タウン」としてこれを提言しています。
そのことを押さえつつ、最新状況をみなさん自身の頭で整理することと、率直な意見交換をする場として、この「定例まちづくりひろば」を設定しました。
 ⇒たとえば、ゴミの不法投棄防止問題と覚醒剤の根絶の問題は誰も反対しないでしょうし、これらの解決による通学路の確保という問題と、その他の問題(たとえば地域内各公園の利用法の平和的解決の問題など)は明確に別けて考えることが必要でしょう。
 ⇒なお、覚醒剤に関しては、通学路に注射針が落ちているような状況を一掃することに今度こそ警察が本気になり、まちづくりにも協力するよう、行政の協力のもと地域から厳しく申し入れをする動きになっています。

 今地域で起きていること、起きようとしていることが何がなんだかわからない状態でいることが、今後あるべきまちづくりには一番良くないことなので、そういう方々こそぜひここに来ていただいて、正確な情報を仕入れてください。たとえ懐疑的あるいは批判的立場にあっても。それも参加です。

 以上、参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください

[131] 2013年11月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-10-25 (Fri)
以下の企画は、当団体と「大都市の高齢者の生活問題研究会」との共催による「臨時ひろば」として開催することを広報してきましたが、定例ひろばの開催予定日と近接していますので、検討の結果、そのまま11月「定例ひろば」として位置づけし直して開催します。
日時は11月16日(土)午後、会場は大阪市立大学西成プラザですので(いつもの火曜日ではなく、また西成市民館ではありません)、どなた様もお気軽にお越しください。

<通算183回目 Since 1999>  
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パネル・ディスカッション/都市の生活困窮高齢者支援の最前線
     〜韓国ソウル市、大阪市西成区の取組みから〜 

パネリスト:
○小林 真氏(NPO法人大東ネットワーク事業団 理事長)
大阪市等の高齢生活困窮者支援の実情と課題
   ○織田隆之氏(釜ヶ崎のまち再生フォーラム 代表理事)
大阪市あいりん地域の現状と西成特区構想から
   ○新井康友氏(中部学院大学人間福祉学部 准教授)
韓国ソウル市の高齢生活困窮者支援の実情と課題
   ○稲本悦三氏(東洋大学非常勤講師、稲本建築設計室代表)
韓国のまちづくりと生活困窮高齢者への支援
   ○助言者として全泓奎氏(大阪市立大学都市研究プラザ准教授)にも加わっていただきます。

司会兼コーディネーター:ありむら潜氏(釜ヶ崎のまち再生フォーラム 事務局長)

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▼ 日時・会場
2013(平成25)年11月16日(土)14:00〜17:00
大阪市立大学都市研究プラザ・西成プラザ
  <行き方>地下鉄動物園前駅またはJR新今宮駅(通天閣側改札口)すぐ。太子交差点南西角にある百円ショッ プ「フレッツ」の店内の右側ドアから階段上がって、3階。(別名太子福祉館)
地図⇒http://www.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/nishinari/

▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム、大都市の高齢者の生活問題研究会
▼連絡・お問い合わせ:090−8448―0315 (ありむら潜) kama-yan@sun-inet.or.jp  
   090−4103−2717 (原田由美子) harada@kyoto-wu.ac.jp   
▼参加予約:不要
■企画趣旨
都市部の高齢困窮者の高齢困窮者支援は、日本においても韓国においても喫緊の課題になっています。
日本の高齢化率23%に比べて韓国の11%はかなり低いといえますが、すでに高齢社会に備えて老人長期療養保険制度を導入するなど、政策上の取り組みが始まっています。
日本の高齢者福祉施策は、1963年の老人福祉法から始まり、それまでは生活保護法上の措置による対応のみでした。老人福祉法において、入所施設として特別養護老人ホームが、居宅サービスとして家庭奉仕員(ホームヘルパー)派遣事業が法律上に明記され、老人医療費の支給も行われており、1973年には老人医療費無料制度が導入されました。
しかし、疾病構造の変化や高齢者の社会的入院が問題となり、1983年老人保健法が施行し、病院から在宅復帰への中間施設として老人保健施設が創設されました。
1992年老人保健福祉計画の策定等を義務付ける福祉関係八法の改正が行われ、福祉行政においては計画行政への転換が図られました。
しかし、基盤整備や財源確保の観点から介護保険制度が導入され、今日に至っています。
ところが、要介護認定者数や給付費の増大から、予防給付対象の軽度者への給付を介護保険制度から市町村事業へ移す議論がなされています。
 一方、所得保障では1961年に国民皆年金制度が実現し、高齢者への所得保障が一定程度なされましたが、高齢者の生活保護受給者は増加しています。また、認知症患者の推計値が453万人に上り、認知症対策も課題となっています。
このような高齢者を取り巻く状況と、都市部の低所得の単身高齢者の生活問題として、たまゆら事件を象徴とする「住まいとケア」、孤立死の要因である「社会的孤立」の問題、その背景としてのセルフネグレクト等の問題があります。
そこで、今回「ひろば」では、対応を迫られている都市の困窮高齢者支援について議論します。
韓国側から、ソウル市で実践していた困窮高齢者支援について報告していただきます。
日本側からは、大阪市の先進的な困窮高齢者支援、さらには西成特区構想での単身高齢者施策について報告していただきます。
これらのレポートを基に都市の困窮高齢者支援の実情と課題について議論したいと考えます。
とは言っても、「定例まちづくりひろば」と銘打って開催する以上、いつもの気軽な雰囲気の中で行ないたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
                                                           以上



[130] 2013年10月定例「まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-09-25 (Wed)
<通算182回目 Since 1999>  
講師等の都合で、日程が後ろへズレて(→第3火曜日へ)、会場もいつもと異なります。ご注意。
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西成・釜ヶ崎周辺のまちづくりと関西圏・多地域のまちづくりを繋ぐシリーズ
今回は、西成も参考にしながら「包摂」と「地域観光」等でまちづくりを進めている羽曳野・南大阪一帯での、その進展状況をお話していただきます。
 加えて、11月4日(月・国民の休日)に、昨年の「歴史街道歩き〜竹内街道篇」の続篇として、『竹内街道1400年記念ツァー 昆支王と聖徳太子の道』という、地元まちづくりNPOがガイドする遠足に日雇い労働者や生活保護のおっちゃんたちと参加します。
*ツァー詳細は追って、ご案内。
 なお、いつものリズムならこの「ひろば」は10月8日(第2火曜日)開催ですが、今回は10月15日(第3火曜日)、場所は大阪市立大学西成プラザ、と変更させていただきます。
お間違いないようにお願いします。

ゲスト・スピーカー:渡辺順一さん 
            一般社団法人 支縁のまち羽曳野希望館代表、支縁のまちネットワーク共同代表、
            金光教羽曳野教会長
            
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▼2013年月10月15日(火) 18:30〜20:45 
▼大阪市立大学西成プラザ 
 <場所>地下鉄動物園前駅またはJR新今宮駅(通天閣側改札口)すぐ。太子交差点南西角にある百円ショップ「フレッツ」の店内の右側ドアから階段上がって、3階。(別名太子福祉館)
▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
     大阪市立大学都市研究西成プラザ
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
     日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨
 この「ひろば」では過去さまざまなまちづくり地域へスタディ・ツァーを組むなどして、学び、繋がりづくりをしてきました。まちぐるみ博物館という創造性と楽しさいっぱいの平野区のまちづくり(2006年)。貧困の連鎖等と格闘しながら住民参加の新しい形やコミュニティの再生を探っている和歌山・御坊市の島団地(2004年)や箕面市の北芝地域(2008年)。田辺大根や寄席等で地域の潜在力を引き出そうとしている東住吉区田辺(2011年)のまちづくり等。
それらの系譜の中で、今回は羽曳野のまちづくりです。
ここで、西成のまちづくりも参考にしながら、「包摂」や「地域観光」等をキーワードにしたまちづくりが進んでいるのをあなたはご存知でしょうか。
そもそも「羽曳野希望館」は、釜ヶ崎にも長く関わり続け「大阪希望館」のサポーターのお一人でもある渡辺順一さん等が推進している事業です。

 ○以下、渡辺さんからのメールを引用(長いですが、よくわかるのでそのままで)

 >たとえば、地域福祉のメニューでは、川浪剛さん等のフードバンクと連携して、独居高齢者・生保受給者などが取り残されたように暮らしている府営住宅など、羽曳野市内の「限界集落」をアウト・リーチ・巡回訪問をしています。この公営住宅やアパートに暮らす貧困者・高齢者の「孤立」問題は、これから大都市圏の大きな福祉課題になってくると思います。
 もう一つは、「地域観光」のメニューです。とりあえず羽曳野では「太子(聖徳太子)」「渡来文化」「古代のお墓」をキーワードにしながら、地域ツァー(歩くまちづくり)を考えています。
 そして、釜ヶ崎との関係では、萩之茶屋・太子(同じく聖徳太子の意)」を中心にした西成のまちづくりを、西成だけで閉じさせてしまうのではなく、新今宮・天王寺を中心にバス・鉄道網が完備されているので、大阪市内・南大阪の他、堺・和歌山・奈良方面まで、「地域観光」を軸にネットワーキングするような、関西地域観光ツァーのハブ都市・情報発信基地にしていくこともアリかな、と思います。
 また関空と直結させた形での、外国人観光客の誘客拠点としての情報発信も、東京オリンピックへ向けてはアリかな、と考えています。
 要するに、西成のまちづくりと関西圏・多地域のまちづくりを繋げていくような、マッピングが必要かな、と思うのです。観光拠点西成に国際屋台村ができればなおいいのですが、どうでしょうか?
>
支援のまち羽曳野希望館のホームページ→
http://www.habikino-kiboukan.com/staff.html

 参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください。

[129] 2013年9月定例「まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-08-28 (Wed)
<通算181回目 Since 1999>  
以下、日本一長い見出しにしました。
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 西成特区構想の諸項目を実現するための公募事業が、生活困窮者自立支援法(秋に成立の方向)ともからみ合いながら、次々と始まっている(いく)のが2013年の釜ヶ崎の夏・秋の風景です。
 そして、こういうつぶやきが聞こえてきそうです。
「歯科診療所跡のあの新しい使い方。あれは何やろ?」「三角公園のすぐ南西側で高齢者たちが畑仕事をし始めたやろ。あれは何やの?」から始まって、「いろいろ新しいことが始まるようだが、ワシの所には説明が聞こえてこない。何だかわからん。誰か整理して教えてくれ」「そして、ワシらにもひとこと言わしてくれ」「ワシなんか参加させてくれ」。
こういう西成・あいりん地域の人々の声は、もっともなことで、それに一挙に答える場を設定しました。
ここへ来れば、釜ヶ崎が新しいステージへ向かっている、その大きな方向性と、たくさんの個別事業のディテイルの両方がコンパクトに把握できるのではないかと思います。
 たしかに各事業は、こうした場で話せることには濃淡があり、まだ少し早いのもあります。しかし、それぞれがすっかりできあがってからの「押し付け」でなく、形がきっちりとは定まらない今だからこそ「ともに模索」という感覚を共有できるのではないかと考えての企画です。
どうか、お気軽にお越しください。

語り手:

○今年度の西成特区事業の進捗状況と、来年度以降の事業化見通し
 鈴木亘さん(大阪市特別顧問/西成特区構想担当)
 ⇒今年度から始まっている西成特区の各事業の簡単な紹介と、その進捗状況を報告してもらいます。
また、来年度以降の事業化に向けて、現在調整をしている各項目等についても、その見通しを個人的見解として紹介していただきます。後段の各事業の詳しい話につなげるための、全体像の提示、導入(イントロダクション)を行なってもらいます。

○エリアマネジメント協議会の進捗状況と見えてきたもの
  寺川政司さん(CASEまちづくり研究所顧問)
  ⇒本体会議と4つの分科会を設定作業中。公募に提案した内容などを語ってもらいます。
    「未利用地等の地域資源活用」「観光振興」「あいりん地域の生活環境・雇用創出・野宿・生活保護問題等」「子育ち・子育て」。その後に、「あいりん総合センター建て替え問題等」

○地域発のまちづくり合同会社(受け皿法人)の模索について  
 寺川政司さん(仮称萩之茶屋まちづくり拡大会議の事務方/近畿大学建築学部准教授)

○ひと花プロジェクト(西成区単身高齢生活保護受給者の社会的つながりづくり事業)の全体像と個別事業について
  当該事業の受託団体(NPO釜ヶ崎支援機構を軸とする5団体による連合事業体)から(交渉中)
  ⇒事業はすでに7月から実施中です。冒頭の畑仕事はこの一つです。どうぞ、見守り、ご支援ください。

○西成情報・アーカイブネット(館)のオープン準備について
水内俊雄さん
旧大阪市立社会福祉研修・情報センター(西成区長橋)の1階フロアが丸ごと、この機能となります。

○「あいりん地域モデルケース会議」は9月に開始されます。その概要や進捗状況
織田隆之さん&ありむら潜さん
(特区構想有識者座談会委員、「あいりん地域トータルケア・システム」を提案)

○「生活困窮者自立支援法」の内容とその前段階とも言える「生活困窮者自立支援促進モデル事業」(厚労省)について。ホームレス自立支援法からの脱皮や継承等についても。
 全体像については鈴木亘さん+水内俊雄さん(大阪市立大学都市研究プラザ教授)
 大阪市や西成区での実施については行政関係者(交渉中)
⇒モデル事業は厚労省が今年度から推進中で、大阪市も参加し、複数区(西成区やあいりん地域を含む)で実施予定とのこと。「地域トータルケア」と「生活困窮者支援モデル事業」は、やがて一体化とか補完関係とかになっていくことが考えられます。

○その他
 すでに建て替え工事中の北シェルター(臨時夜間緊急避難所)の再オープン後の姿や機能について
 行政関係者(交渉中)

○西成区としての考え方・取り組み方全般について
臣永正廣さん(西成区長)と交渉中

○(そのままの姿で残ることを決めた)仮称萩之茶屋まちづくり拡大会議の今後のスタンスや役割について
 町会関係者(交渉中)

以上、ここへ来れば、「なるほど。釜ヶ崎は新しいステージに向かっているのだ」という実感が得られるかもしれません。まずは知り、ご意見を述べ、あるいは監視や見守り、そしてご参加をお願いします。
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▼2013年月9月10日(火) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
     大阪市立大学都市研究西成プラザ
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
     日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

[128] 2013年8月「定例まちづくりひろば」は夏休みです Date:2013-07-31 (Wed)
みなさま、残暑お見舞い申し上げます。

▼「8月ひろば」は例年、定例開催日がお盆休みの真っただ中に当たることもあり(今年の第2火曜日は8月13日)、夏休みとしています。
今年もそのようにさせていただきます。
▼「9月ひろば」は通常どおり、第2火曜日である9月10日に西成市民館(予定)で、18:30〜21:00の時間帯で、開催します。
内容⇒ご希望等をお寄せいただければありがたいです。
私たちとしては、当面は西成特区構想有識者座談会からの提言内容の具体化状況を促進するテーマやゲスト・スピーカーに集中していきたいと考えています。もちろん、広い意味でのそれです。

以上、よろしくお願いいたします。

[127] 誠にささやかながら・・・(年次報告) Date:2013-07-17 (Wed)
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みなさま
遅くなりましたが、再生フォーラムがささやかに実施している「釜ケ崎のまちスタディ・
ツァー事業」と「カマやんグッズ販売事業」の2012年度集計ができました。
  それにもとづき、両方の売上金の約1割程度をめざして、 52,403円を3つの団体に
  各17,468円ずつ地域還元(寄付)させていただきました。
  加えて、2012年11月に始まった「西成ライブ・エンターテインメント・フェスティバル2012」にも
  10万円を寄付させていただきました。
  なお、当スタディ・ツァー事業は2012年7月に創設された一般社団法人インクルーシブ・シティ
  ネット(略称ICN)との協働事業として実施しています。
 今後ともこの事業の育成にご理解とご協力をお願いいたします。
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                2013年7月12日
                釜ケ崎のまち再生フォーラム
      一般社団法人インクルーシブ・シティネット

■寄付先としては
今年度も、炊き出し活動をしている「炊き出しの会」「勝ち取る会」、シェルター運営をしている「釜ケ崎支援機構」の3団体とさせていただきました。
選定の基準は、当事業で地域案内をするときの視察先となることが多いのがこの3団体活動現場だからです。

■事業別に
○釜ケ崎のまちスタディ・ツァー 
 年間の実施回数は計48回(前年12回)で訪問者数 392人(前年189人)でした。
なお、2012年度からはマスコミの釜ヶ崎報道をより正確で公正な内容にし、さまざまな弊害を取り除きたいという気持ちから「マスコミ関係者向け釜ヶ崎理解促進コース(研修T〜V)」等を設けました。その成果もあって、実施回数や参加者数が増えました。
西成特区構想が打ち上げられ、マスコミ関係者が一時期殺到したことがきっかけでしたが、もともとネガティブな報道に悩む地域住民にとって長年の願いでもあったと考えています。
このコースでは19回延べ48人のメディア関係者が研修を受けました。

○カマやんグッズ販売 
 2012年度は商品としては「カマやんストラップ」を販売しました。売上は年間で35,400円(前年度は40,000円)でした。わずかな金額ですが、この10%である3,540円を炊き出しなどへの寄付金に追加させていただきました。残金は事業継続資金(次回カマやんグッズ仕入れ資金や各種「まちづくりひろば」開催資金)となります。                       


        *************************** 補足 **************************
■ 事業の概要
○ 「釜ケ崎のまちスタディツァー事業」
▽目的
  ホームレス問題の実態や釜ケ崎地域でのまちづくりについてもっと知りたいという市民が広く存在 することに着目し、その現地訪問を受け入れ、相互理解(学びあい)を深めること。
それを通じて、市民社会と釜ヶ崎地域とのかけ橋となること。
それによって、単身高齢者の生きがいと小さな仕事づくりに寄与すること
などです。
▽2004年より実施。
▽2012年6月より、西成特区構想有識者座談会がきっかけで、この中に『マスコミ関係者向け釜ヶ崎理解促進コース(研修T〜V)』を設け、釜ヶ崎地域に対する正確で公正、前向きの報道を呼びかけています。

○カマやんグッズ販売事業
まちづくりのささやかな道具として漫画やキャラクターを活用する事例は全国にもあります。その釜ケ崎版です。
▽目的
  おもに地域訪問者や一般市民に向かってグッズを販売することにより地域団体などにささやかな活動資金をもたらす。同時に、内外に釜ケ崎への愛着心やまちづくり心をメッセージすること。
▽取り扱いグッズ
   2012年度は「カマやんストラップ」を開発し、販売しました(1個400円)。
                                                        以上

[126] 2013年7月「定例まちづくりひろば」のご案内 Date:2013-06-26 (Wed)
<通算180回目 Since 1999>  
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森川すいめいさんをお招きして共に考える、精神疾患・知的障害等を包摂できるまちづくり
     〜地域総体のサポート力のさらなる向上を願って〜

ゲスト・スピーカー:森川すいめいさん(精神科医)
            一陽会陽和病院地域支援室に精神科医として勤務。
            2003年にホームレス支援法人「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げ、2008年にNPO
            法人化し、代表として東京・池袋で炊き出しや医療相談を行なう。
            2013年認定NPO法人世界の医療団理事就任。阪神大震災・東日本大震災・インド・
            アフリカ等での医療ボランティア経験も豊富。
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▼2013年月7月9日(火) 18:30〜20:45 
▼西成市民館 3階講堂 (西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼共催:釜ケ崎のまち再生フォーラム
     大阪市立大学都市研究西成プラザ
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
     日雇い労働者・野宿生活者・生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼お問い合わせ:事務局(ありむら)まで
 携帯電話090-8448-0315
e-mail:kama-yan@sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com
▼参加予約:不要

■テーマ設定趣旨
 釜ヶ崎の各施設・団体・機関への新規相談来所者に目立つ特徴として近年指摘されていることの一つは、精神的な疾患や発達障害などなどを、程度の差こそあれ、持っている方々がめだつという点です。
したがって、それぞれの疾患や障害の特徴をよく知り、対応に習熟する必要があり、各施設や団体で事例検討会や研修などをやってはいます。
しかし、まちづくり団体としては、そうした個別の団体・施設関係者に限らず、地域全体がそのような新しい傾向に適応・習熟していくことを願っています。
なぜなら、まちづくり(による地域力アップ)とは、地域総体という「面」への働きかけだけでなく(⇒ちなみに、これは西成特区構想有識者座談会報告書も取り込んだ平成25年度大阪市予算による新たな動きが始まったところです)、加えて、そこで暮らす一人ひとりという「個」への働きかけの両面が、メダルの両面の関係のように、不可分だと私たちは考えるからです。
したがって、ここをケア現場の人々の相互理解とネットワークの強化(⇒ホットラインの形成)の場にしていただきたいというのが今回の趣旨です。

 それはともかく、正直、今回もよくこういう忙しい方を呼べたなというのが実感です。
数年前に森川先生たちによる「路上生活者の精神疾患に関する調査」(2008年、2009年の2回)の報告が報道され、精神疾患や知的障がいのある人の比率の高さ(6割強、3割強)が関係各方面に衝撃的なインパクトを与えました。その時以来、個人的にも森川さんに一度お話をうかがいたいと思っておりました。この「ひろば」の事実上の“企画部長”とも言える川浪剛師(浄土真宗大谷派)からの発案などもありました。しかし、実現せずにいました。
それがこのたび、釜ヶ崎にボランティアで通い始めた医療従事者の仲介で見事に実現したしだいです。
ありがとうございました。

 ○なお、お話いただく内容に関して森川さんからは以下のようなメールをいただいておりますので、よろしければ当ひろば事務局までご連絡ください。まとめてお伝えします。もちろん当日その場での質問も歓迎です。
【引用】

お話させていただく内容につきましては、よろしければ、詳細なリクエストをいただけましたら、そのように組み立てさせていただきます。特に、ケアの面で普段苦労していることについて教えていただけましたら幸いです。最近機会をいただいているものは次のようなのが多いです
 ・自死に関するもの(自死が最も少ない町の中で起こっていることの紹介や、死にたいと言われたときに考えておきたいこと)
 ・コミュニケーションに関するもの
 うつ病、アルコール、認知症など疾患や障がいに特化したケアの考え方(ケアスタッフか、当事者団体の方が呼んでくださいます)
 ・眠りのコツ 」

引用は以上

 森川先生はまだ30歳台とお若いですが、インドやアフリカでの多彩なボランティア経験もあり、旅の好きな方のようですので、「旅人意識と定住意識の絶妙な融合」の上に立つ昨今の釜ヶ崎としては、その辺の話も織り混ぜてご自分の形成史も語ってもらい、ざっくばらんな場にできればいいなと勝手に考えています。
 参加予約など要りません。お気軽に、お立ち寄りください。